迷子のお話。
こんにちわー。
ac104です(*'▽')
今回のお話は、迷子のお話です。
私、迷子になるのが好きでしてね(*'▽')
自分が今、どこにいるのか分かんないなんて、ワクワクしませんか?
あまり、共感を得られないかもしれませんが(笑)、続けます(*'▽')
今回は文章オンリーですが、文末まで、気楽にお付き合い頂ければと、思います。
私は基本的に、旅に出るときはナビを使わないようにしています。
勿論、地図は持っていますし、今だとスマートフォンで簡単に地図が見れるので、ツーリングの休憩中に現在地と目的地の周辺を調べることはあります。
以前の話で、車の免許を取ってから、道内をぐるぐる回っていましたーってお話を書いたのですが、
大学の時は本当に憑りつかれた様に(笑)車で走り回っていたのです。
大学3年の時に買った車は中古の走行距離が7万Km弱の車を買って乗り回していたのですが、その車の走行距離メーターは卒業時に16万Kmにまで達していました。
その走行距離9万Km。
へへ。地球2周分走ってやったぜ(*'▽')ふふふ。
もー、至る所を走り回ったせいか、地図も何も見なくても、道内どこでも行けちゃいます。
最初の頃は、
ここは何処だ?
うおー、自分どこにいるか
わからなーい(*'▽')楽しい。
なんて、状態だったのですがね。
もう、どこ行ったって、知ってる場所になっちゃっていました。
本州にいた時は、ちょくちょくどこにいるか、わからない。
ってことがあったので、こんなやり取りが生まれる訳です。
わからないじゃなくて、稚内のお話↓↓↓
私は子供の頃から、夏に北海道にやってくる、所謂ミツバチ族の方々に憧れていたのです。カッコいい単車に乗って、後部に荷物を括り付けて風のように走り去って行く、バイク乗りのお兄さん方に、めっちゃ手ぇ振っていました(笑)
手を振り返してくれたり、ピースサインだったり、サムズアップだったり、カッコ良く決めて走り去って行くバイク乗りの背中を見つめては、
大きくなったら、オレもバイクに乗って、旅に出るんだ!
そんな子供でした。
この道を、まーっ直ぐ、突き当りまで進んだら、どこに着くんだろう?
日本海じゃない海って、どんな感じなんだろう?
地図帳でしか見たことのない、(自分にとっての未知の)土地への憧れとでも言いましょうか、それはそれは、想像するだけでワクワクしたものです。
バイクに乗り始めた10代。
旅に出ることなく、事故で、バイクを降ります。
親にこれ以上心配をかけまいと、二輪は封印。
しかしながら車なら良いだろうと、走り回って、結局心配をかけていましたが(笑)
ともかく、知らない場所に行くことが、大好きでした。
学生の頃は、午前中に期末の試験が終わるとその足で、即、旅に出ていました。
夕方くらいに、友人から、『試験も終わったし、今夜、飲みに行こうぜー』なんて電話受けるんですが、『ごめん、旅に出てる。今、既に丸瀬布!』とか、『今、白糠!』って感じでした(笑)
友人からの電話は、『今暇ー?。何してるのー?』みたいな話があいさつ代わりでしたが、しまいには、電話の第一声が『今、どこにいるの?』って聞くのがネタのようになってましたね(笑)
(*'▽')今?椴法華だよー。今?落石だよー。今?抜海だよー。わっかるかなぁ?わっかんねぇだろうなぁー(笑)
そして、からくも大学を卒業した私は、運よく拾って頂いた会社に就職します。
(*'▽')いちお、全国区の会社さー。どこに行くのかなぁ?
社会人一年目のくせに、全国どこでもいいから、縁もゆかりもない土地に行くことにワクワクしていましたね。
休日は旅に行くのだと。
配属された場所は宮城県。
仙台市でした。
(*'▽')おお、東北だー。津軽海峡を越えたぜー。
車は、大学を卒業する際には、もう、ぼろっぼろでした(笑)
なんせ、2年で地球2周分走ってますから。
エンジンは元気でしたが、パワーウィンドウは開けた瞬間全開になるまで落ちるし、助手席ドアのワイヤーも切れて、中から開けられない状態でした(笑)
常にジェントルマンの如く、外から助手席側に回り込んでドアを開けてあげないと、ナビシートに座った人間は外に出られない、拉致監禁車(笑)
私は、思い出のいいーっぱい詰まった車を手放し、
新しい中古(?)の車を購入し、北海道を離れます。
そして赴任先で、新生活を迎えます。
初めての土地。
初めての一人暮らし。
新しい車。
携帯も新調。
何もかも、新鮮。
何もかも見たことのない光景。
テンションの上がった私は、
地図も見ないで走りだします(笑)
(*'▽')いぇーー!オレも大人の仲間入りー!記念に走るぜー
本当に適当に走りました。
道路標識で、気に入った名前の土地に向かって進む。
適当に、曲がって進む。
市街地を走らない。
峠は、当然攻める(笑)
(*'▽')慣らしも兼ねていましたので。吼えろ3S-GE!とか言いながら(笑)
3、4時間くらい走った頃でしょうか?
そろそろ、帰らないと、明日の入社オリエンテーションとかヤバいな。
明日の、新入社員挨拶の文面でも考えておかないとな。
よし、いい加減帰ろう。
ここで、私は、今どこにいるのか、全くわからない状況であると気付きます。
地名もわからないし、方向もわかりません。
ナビ、有りません。
スマホなんてない時代です。
私は、人生初の、
ガチ迷子になりました(*'▽')
やった。マジで迷子だ(*'▽')
さー、どうやって帰ろうか?
迷子を楽しんでいたのですが、どう進んでも、知ってる地名に出会いません。
仙台を目指すのだから、簡単だろうって思っていたんですが、陽も沈みかかっているし、暗くなってきて、さっき走って来た道かどうかも怪しい状況です。
さー困った。
その辺の人に道を聞こうか?
いやいや、それは最後の手段だ。
自力で何とかしよう。
困った私は、取り敢えず、コンビニを探します。
見つけたコンビニでコーヒーと総菜パン、煙草を購入。
店員さんの『レシートは必要ですか?』
の質問に食い気味で
『レシートください!』
と、受け取り、車に戻って腹ごしらえと、ニコチンとカフェイン補給。
レシートの○○マート ○○店
そして、住所を確認します。
その住所の地名と同じ地名を必死で地図から探します。
○○郡 って段階で、馴染みのない地名なので、苦労しながらも現在位置を特定!
帰り道のルートを見定め、走っては止まり、位置を確認しながら、まだ馴染みの無い、一人暮らしの家に帰り着きます。
帰りは1.5倍くらい時間がかかった気がします…。
(*'▽')新入社員挨拶文を考える余裕が無かった…(笑)
翌日、無事に会社の新入社員オリエンテーション後、新入社員歓迎会に参加します。
新入社員代表挨拶の時とは違う、もっと、くだけた感じで、好き勝手なことをしゃべっていいよと言われた私は、ステージ上がり、
前日の迷子になった話を
語り始めます。
(*'▽')ホントに好き勝手な話…(笑)
私は車が好き、旅が好き、知らない土地へ行くことが好き。
そして、迷子になるのが好き。
昨日早速、宮城県内でガチで迷子になった話をします。
お偉いさんも、新入社員たちも、ふんふんと、聞いています。
その話、どういう着地をするんだい?って顔をしています。
コンビニのレシートから、自分のいる住所を割り出し、地図で調べて、何とか家に帰り着きました。
おお、良かったねーって、和んだ空気になりました。
が、
私はそこから、一気にマジなトーンで語ります(笑)
敢えて、生意気を申します。
私達、新入社員は、これからの研修で、それぞれが、胸の中に、地図を作ります。
それは、これから会社が向かおうとしている、方向に進むための地図です。
自分たちが成長していく為の、道標です。
そのための研修期間なのであると、自覚しております。
しかしながら、私達、新入社員は時間が経つにつれて、迷子になるでしょう。
自分がどこに向かうために、今、どこにいるのか、わからなくなることが、絶対にあると思うのです。
それが成長過程の苦しみなのか、停滞している苦しみか、わかりませんが、もがき苦しむ時、迷子になる時が必ずあると思うのです。
ここにおられます、私共の上司となる方、諸先輩方。
その時が来ましたら、お願いがあります。
この、迷子の時に、自分のいる場所を教えてくれた、コンビニのレシートになってください。
お前の現在地はここだと。
教えて頂きたい。
見守って頂きたい。
必ずや、○○社の戦力となれるよう、今のこの気持ちを忘れずに、日々の業務に邁進して参ります。
以上を、私の、新入社員ご挨拶とさせて頂きます。
ありがとうございました。
(*'▽')拍手喝采で嬉しかったー。ホッとしたー。
その後、お前の話、面白かった、いい話だったぞと声を掛けて頂いた、後の上司になる方には、ホント、めっちゃお世話になりました。育てて頂きました。感謝、感謝でした。
今思い返しても、こっぱずかしいですが、若気の至りで、勢い余って言っちゃいましたーって話です(笑)
まあ、言った以上、めっちゃ仕事はしましたがね…。
今は、この会社を飛び出し、違う業界、業種で会社をやっていますが、明日から4月だなぁ。うちの会社も新しい社員入るなぁ。
くそう。年度末で、忙しくてブログ書く暇もねぇ。などと考えながら、思うがままに書いてしまいました(*'▽')
立場変われど、思いは変わらず!
さあ、次年度は目の前だ!
今シーズンも、
めっちゃ、キャンプに行くぞー(*'▽')
(*'▽')へへ。ちっこいバイクでキャンプに行くのだ。
駄文、長文、失礼。
ここまで読んで頂きまして、ありがとうございます。
したっけ。