HONDA gorilla ②
こんにちわー。
ac104です。
前回から引き続き、愛機HONDA gorillaの紹介です。
↑最近軽量化を兼ねてハマったハンモック泊の一枚。
いろいろあって、手元にやって来たgorillaなのですが(詳しくは前回の記事をどうぞ)、乗り始めは絶望が待っていました…。
バイク屋さんからの納車時説明で、馬力測定器アシ○ムで測ったデータをサラッと見せられたのです。
店員さん 『後輪出力は2馬力っすね。8000回転で頭打ちで、軸出力で3馬力ってトコですねーw』
ac104 『え?それって50ccのデータですよね?確かノーマルで3.1馬力…。』
店員さん 『いやぁ、いくらボアアップしてある車両だって言ってもこんなもんですよ。それに機械的な馬力の損失を考えればノーマルの50ccなんて後輪出力1馬力位なもんですよーw。倍は出てますからー。』
はい?
何ですと?
↑参考資料 タケガワさんのキット説明書だと10カムでも12馬力くらいあってよさそう…
んー。何かいろいろ突っ込みどころが満載なんですけど…。
8000回転で頭打ちって、中華エンジンでも積んでるのか?
シリンダーの刻印はもしかして
TAKEGAWAじゃなくて
TAKEKAWAだったのか?
お前はロッテ→ロッチ、
アディダス→アジデスの仲間か?
マジか?
つーか、契約して、ナンバー取得して、今これからキーを渡す瞬間にそんなこと言うなやー。軽くテンション下がるやんかー。
まあ、既に買った後だし、カブもいなくなってしまったし、開き直って乗るしかないし、ぐだぐだ考えずに乗って帰ろう。
不安しか無ぇ…。
↑連れ帰る前のgorilla。不安しか無い…。
後ろのおっさん『ハーイ、バイク売るならぁー』って何度もうるさいw。
不安は的中だ…。
乗ってみたら確信しました。
やっぱり数字は嘘言わんわ。
遅いわ…。
市内の幹線道路の車の流れに乗れません。
トップ4速で回しても50km位。
こんなんじゃ、のんびりトコトコ、キャンプツーリングー何て夢のまた夢。
後続車両に怯えながら左車線の隅っこを走るのかー(T-T)
マフラーからの排気音は、アイドリングからスゲー良い音してて、格好は良いのだけど、回した瞬間ウルセーだけで何も進まん。
アクセルオフでバックファイア。
正しくはアフターファイヤーでしたっけ?
どっちでも良いのだけど、どかーん、どかーん、ぱんぱん、どかーん、ぱん。
何だ、お前はケツから打ち上げ花火でも打ってんのか?
こんなめんこい見た目からこんなえげつない音出したらダメだよ。
エキパイ割れるんじゃないか?ってレベルだよ。
そして、1時間も走って無いくらいで信号待ちのアイドリングで突然エンジンストール。ぷすん。
キック、キック、キック。
ダメです。エンジン掛かりません。
そそくさと歩道に逃げる。
再び、キック、キック、キック。
ダメです。うんともすんとも言いません。
バイク屋さん出てから、すぐにガスも満タンにした。
だからガス欠じゃあ無い。
しばし、ぼーぜんと立ち尽くします。
絶望感に襲われます…
もしかしてオーバーヒートしてんじゃなかろうか?
10分位放置するとエンジンが掛かりました。
騙し騙し、連れ帰ります。
ひとまず、原因を探ろう。
帰って直ぐにデイトナの油温計を、ポチっ!
装着して、走行時の油温を見たら20分間の走行で100℃越え!
120℃に到達してエンジンストップ…。
↑少しでも気温が低い方が良いかと思い、仕事終わりに試走。しかし、オーバーヒート。
まともに乗れない。(T-T)
なんならノーマル50㏄の方がましなんじゃないか?
つーか、カブ110を手放して迄して、俺は何をやっているんだろう?(T-T)
↑背中に哀愁漂ってる…。エンジン冷えるの待ってる1枚。
この日は、ほんと、落ち込みました。
あー。俺のバカ!俺のバカ!俺のバカぁー!
普通におとなしくカブライフを送っていた方が幸せだったんじゃなかろうか?
高い金出して、ちっこくて、めんこい変な乗り物を買ってしまった…(T-T)
しかし!なぜか、ここで心に火がつきました。
エンジンに火がつかないのですが…。
俺がこの手で、まともに走れるように仕上げたる!
gorillaよ、一緒にキャンプへ行こう。
朝日を一緒に浴びるんだ!
まだ見ぬ綺麗な景色を一緒に見よう!
この日、帰ってから、ひたすら調べ、
ぽちっ!ぽちっ!ぽちっ!
っと、憑りつかれた様にパーツを手配しだします。
効率よくエンジンを冷やすために、
・タケガワ コンパクトクール4段
・タケガワ 強化オイルポンプ
まともに、ガスとエアを吸わせるために、
・タケガワ ケーヒンPE24キャブレターセット
・タケガワ パワーフィルター
ギア比がありえねぇ、
・フロントスプロケット 14t、(15t、16t)
・リアスプロケット 31t、29t、(25t)
( )の中は後から順次追加したモノです。
↓パーツ到着!
↓ばらす!
↓装着!
↓完成!試走!
やべー。めっちゃ速い!楽しー!すげー!
かくして、まともに走るようになりました。
乗ってみますと、スタート時の1速、2速は勿論の事、中間加速でラフなアクセル操作をすると3速からでも、一瞬でバックドロップを仕掛けてきます。
走行中は常に、まるで、レスリングで組み合っている状況のような緊張感があります。
フロントがありえないくらいポンポン浮きます。
違う意味で恐ろしい子です。
さて、今日はこの辺にします。
書きたいことが多すぎで、また続きます。
4miniを弄られた事がある方はお察しでしょうが、次はクラッチが焼けてしまう話。カスタムの底なし沼の淵を彷徨う話をまとめます。
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ブログ初心者ゆえ、よくわかっていないのですが、ランキングに登録してみました。
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早くキャンプの話をまとめたい…。
したっけ。
HONDA gorilla ①
こんにちわー。
ac104です。
愛機紹介HONDA gorilla編です。
(書き終えてみたら、前置き長いです。本編は後半です。つーか、続きます。)
↑札幌市内某所にて、gorillaとgojira(ティラノサウルス?)
出会いは2年前。当時TDR125とスーパーカブ110(ja10)の二台体制でキャンプツーリングに行ったり、下道日帰り弾丸ツーリングに行ったり、バイクライフを満喫しておりました。
サラリーマンでしたから、土日祝の休みくらいしかキャンプツーリングに行けません。
まして、子供の行事や、家族で何処か行こうなんてなると…。
それに加えて金曜日には上司、同僚と飲みに出るのです…。
飲み会からゴゼンサマで帰宅し、翌早朝に弾丸ツーリング、帰宅後家族とお出かけ。
楽しいケド、疲れる。疲れるケド楽しい。
バイクに乗りたい!
でも、家族の時間も大事!
でも、飲みの誘いは断らない!
この我儘な葛藤を抱えた中年サラリーマンは考えました。
そして、ひらめきました!
上司、同僚を単車乗るように仕向けて、
ツーリング先で飲み会をすればいいんじゃね?(*'▽')
(はた迷惑なバカですみません。)
ひらめいたら実行です!トライ&エラー!上等!試される俺の営業力!
そんなこんなで飲み会の度、写真や動画を巧みに仕込んで、夜な夜な語るわけです。
それは、そう、まるで、プレゼンの如くw
その結果、上司というか、自分が恩師と慕っている方が昔GPZに乗っていたと!
ずいぶん前に単車を降りていて、また乗りたい気持ちもあるけど、子供に金も掛かるし、もう乗らないだろうなー。との事。
チャンス到来です。
ここから、
・カブはリッター50km走る、そこらのエコカーが裸足で逃げ出す低燃費!
・車税は年間2,400円!
・万一の備え、保険もファミリーバイク特約でお得です!
の三点を 主軸に…
(*'▽')『原2でトコトコ走るのも楽しいですよー』
(*'▽')『キャンプの朝ってめっちゃ気持ちいいんですよー』
(*'▽')『海岸線を潮風の香りを感じながら走りましょー』
(*'▽')『焚火にあたりながら飲むウィスキーは至福!』
(*'▽')『炭火で喰う焼き物は控えめに言って最強です』
こんな写真たちの力を借りて、揺さぶりを掛け、見事、ここに一人のリターンライダーを誕生させることに成功!
(*'▽')ふふ。これで休日も、
『ゴルフも付き合いだもん。
仕事みたいなもんだろー。
しょうがないじゃん。』
的な感じで家族に言い訳しつつ、
バイクに乗れて、酒が飲める!
ふはははははは!(*'▽')勝った。
カブ主×カブ主でキャンプツーリングだー!って勇んでいたのです。
まあ、ここまでは順調に思惑通り。
そんなこんなで、恩師の相棒となるカブを探しにバイク屋巡りをしていた時に…
↑この子、HONDA gorilla
出会ってしまったのです。
目が合っちゃったんです。
だって、なまらめんこくないですか?この子。
ちっちゃ!めんこい!なんだこれ!
店内でバカみたいに連呼してましたw。
うおー、オーバーレーシングのツインマフラー着いてる!(高校生の時分、モトチャンプで見ててめっちゃ憧れたヤツ)
うおー、ピンクナンバー!原2だ!
(後にシリンダーのシリアル番号から、タケガワのR-ステージ+D 106cc が組まれていたと知る。)
店員さんにエンジン音、排気音聞かせて貰って、跨らせてもらった段階でもう、買う気になっていましたw
が…。
ふと、我に返り、
ac104 『さすがの自分も嫁に怒られますわー。3台体制は無しですわー。』
って言いながらちょっと冷静になりました。
さすがに3台はダメだろ。(2台でもケンカになりかかったのにw)
これ以上好き勝手して家庭に不和をきたしてはならんだろ。(今更…。)
置く場所も無いし、車両価格も決して安く無ぇ…。
購入見送りだなって思ってたら、
恩師 『お前コレ買えよ。カブはお前から俺が買うよ。』
ac104 『!!』
頭の中では瞬時に戦略会議な訳ですよ。
2台-1台+1台 =2台!
gorilla代金-カブ110の売値=イケるんちゃう!?
はい。買わない理由がありませんw
そんなこんな紆余曲折(悪だくみ)を経て、カブ110はドナドナし、gorillaがやってきました。
今思い返しても、ミイラ取りがミイラになったってゆー話ですw
↑支笏湖とgorilla 曇っているが心はめっちゃ晴れ
↑網走湖呼人浦キャンプ場にて 愛機を眺めながら朝飯準備
↑ウスタイベ千畳岩キャンプ場にて 車体のキイロに合わせてピラルクのリュックを買っちゃいましたw
↑エサヌカ線 地平の果てまで一直線 視力検査の機械の映像みたいw
さて、インプレやら、カスタムやら一回で書ききれないのでこの辺で。
あ、最後に一個だけ、私の恩師は、無理やりリターンライダーにしたというより、やっぱり元来好きだった模様。きっかけは私がけしかけた感じでしたけどね…。
今ではソロでも出撃してますし、何より、この方、現在は増車してカブ110とモンキーの2台体制でバイクライフを送っていますww
この話もいずれ記録していこうと思います。
ここまで読んで頂いて、ありがとうございます。
次はgorilla納車後の性能に絶望した話と、一念発起で改造しまくるお話をまとめます。
キャンプの事も早く書きたい…。
したっけ。
YAMAHA TDR125
こんにちわー。
ac104です!
愛機の紹介TDR125編です!
↑支笏湖とTDR125
出会いは今から16年前。仕事の関係で仙台に住んでいた時。
何か面白そうなバイク無いかなーと、バイク屋さん巡りをしてて、アプリリアのRS125かスズキのガンマ125あたりの2st125㏄を探していた時にふと、この子と目が合ってしまったのです。
以前からその存在は知ってました。
ベルガルダヤマハのTDR125とかTZR125RRが欲しい!って思っていた時もあったので。
穴が開くほど読みまくってたバイクカタログのすみっこに、遠慮がちにコソっと載っていたのです。
輸入モデルの外車勢の中で日本製、逆輸入モデル。まるで大和撫子って感じに遠慮がちにさりげなく。
ですがね…。実車ときたら…。
デカい!んです。
それは思わず声に出してしまうほど。
あのカタログのすみっこに、コソっと小さく載ってた謙虚さのかけらもないくらい、小型バイクのコーナーで威風堂々、他のバイクを押しのけるような、異様な感じで佇んでおりました。
大和撫子は何処へ行った…?
小型バイクばかりを一緒に見に回っていたツレと、なんじゃこりゃー、デケー、ウケるーってゲラゲラ笑いながら見ていたのですが、まあ、もう一瞬で心は持っていかれましたね。
2stで、125㏄で、しかも新車!
そして、他の人とカブらない変なバイクw
買わない理由がありませんw。
↑原付ゆえ、渡れない関門橋を下から眺めるの図。(関門トンネルは普通2輪料金を請求されるw)
北は北海道 宗谷岬、南は九州 福岡まで。あっちこっち走り回りました。
道の駅とかで休憩してると、
地元のオジサマ 『大きいバイクだねー、ナナハンかい?』
ac104 『小型なんです。125㏄の原付です』
地元のオジサマ 『は?』
ってゆー会話と、
地元のオジサマ 『ずいぶん遠くから来たねー。高速ビューンかい?』
ac104 『全部下道です。そもそも原付なんで、高速乗れないんっすよ』
地元のオジサマ 『は?』
ってゆー会話を高確率で繰り広げますw。
たまに『2st良いねぇ』って話しかけられたりもするんですが、その時は超マニアックなバイク談義になって、目的地到着が遅れます…(^^)
弄ったのは、配線加工のリミッターカット。キャットハウスさんのサイレンサーに交換したのと、デイトナのパワーフィルターを入れて、メインジェットを#270から#300に番手を上げたくらいです。
あとは、長距離ツーが少し楽になるかなーと汎用のスクリーンバイザーを付けました。
この春までに、チャンバーを購入して取り付けするぞと張り切っています。
下道とことこツーリングでは、申し分無いくらいのパワーはあるし、低速トルクもそこそこあって、良くも悪くも2stっぽく無い、扱いやすいバイクだなーと思います。
ぶち回して、きっちりパワーバンド維持できる走り方すれば、2st!って感じの楽しさも、ちゃんとあります。
まあ、モノすごっく燃費が悪いんですが…。
部品入手もすっごく大変なんですが…。
これからも大事に乗っていきたいと思います。
春が待ち遠しい。
読んで頂いてありがとうございます。
次は、gorillaの事、キャンプの事をまとめていきます。
したっけ。