TDR125で札幌~福岡を往復した話 ⑧
こんにちわー。
ac104です。
前回までのお話は、札幌から無事に福岡へ到着し仕事もばっちり終えた私は再びTDR125で今度は札幌を目指して帰りのフェリーの舞鶴を目指していました。まず帰りの道中で寄ろうと決めていた志賀島を巡り、やっぱり晴れた日のツーリングは最高だなーと関門橋まで戻ってきました。すっかり橋の魅力に憑りつかれた私は、やっぱり橋は凄いなーと、門司港側から関門橋を満喫しておりました。
↑高台の公園から関門橋を見下ろす、TDR125。
↑高台から門司側を眼下に望む。
あー。仕事も終えたし、後は帰るだけだなー。関門トンネル抜けちゃったらもう山口県だし、もう少し九州にいる時間を満喫したいなー。
現在、15:30頃です。
今日の宿をどこにしようか?、この後の走行ルートをどうしようか?
スマホでホテル予約サイトを検索し、宇部市辺りで宿を確保して、もう少し門司港の周辺を散策しようかなー?
宇部市なら、下関から40kmくらいだし、1時間ちょっとあれば行けそうだからこの辺がイイよなー。
そんなことを考えながら、宇部市にあるビジネスホテルの予約ページを見ていて、リーズナブルで良さげなホテルを発見!
良し、ここにしようかなー。
部屋の残数はあと3部屋。
ふむふむ(^。^)y-.。o○
ぽちっと決めちまうか。
そう思いながら、ぼけらーっと煙草を吸っていましたら、一人のお爺さんに声をかけられました。
受け答えしながらスマホいじくってるのはなんか感じ悪いなって思って、ポケットにしまってお話していました。
最初、どこから来たのー?バイクかー?いいねー。なんて普通の会話していたのですが、波長が合ったのか、なんかいろいろ話をしました。
聞けばこの方、現在は生まれ育った門司に住んでいらっしゃるのですが、現役を引退されるまでは福岡で仕事をなさっていたと。息子さんは2人いて、一人は福岡、一人は東京で所帯を持ってて暫く会っていないんだそう。
私も大学卒業と同時に親元を離れ東北や関西を転勤して回っていたので、遠くで暮らしている子供を思う親の気持ちって、こんな感じなのかなーなんて、思うところもあり、いろんな話をさせて頂きました。
私、旅先だと、なんか凄く素直になる感覚があるのですが、皆さん、そーゆーのありませんか?別にもう会うことも無いような方に、適当な受け答えでもいいのかもしれませんが、なんか深いとこまで話し込んでしまうことがあるんですよね。
一期一会だな。
ありがたい話をさせて頂いた。
旅をして、地元の方とこうやって話できるのイイな。
ありがたやー、
ありがたやー。
ひとしきりいろいろ話して盛り上がった後、
ん!?
はたと気付くと、さっきまで燦々と照っていた太陽さんがかなり低く、空は優しく朱に染まっています。
暗いです。
ここで、ホテルを予約していないことに焦りを感じた私は断りをいれてスマホを取り出します。
スマホの画面は、
セッションの有効期限が切れています。
トップページより再度検索してください。
戻って再検索すると、
本日の予約可能部屋数0
Σ(゚Д゚)やらかした…。
ちょっとヤヴァい雰囲気です。
ひとまず海を渡ってから、一人作戦会議だな。
お爺さんにお元気でってお別れをして、札幌まで気を付けて、楽しんでなーって声を背に、出発。
すっかりエンジンの冷えたTDRは白煙を吹きながら再び関門トンネルをくぐりました。
時刻は19:00を回っています。
このままじゃ家なき子じゃん(>_<)
コンビニの駐車場で、コーヒー飲みながら、煙草吸いながら、はたからみれば旅の余韻に浸っているテイを装いつつ、内心はめっちゃ焦っていました。
やべー。
やべーぞ。
しかしながら、まあ、こうなったら、
温泉にでも浸かりたい(*'▽')
後のルートは明日までに考えよう。
決めたホテルは長門市
湯元温泉 枕水 さんです。
着いたら、21:00過ぎるな。
しかたあるまい。
闇の中をひた走り、
想像よりも遥かに山道だったルートを、
寒さに打ち震えながら、
『も~すぐ、
温泉に入れる、
温泉に入れる、
温泉に入れる』
呪文のように唱えながら、無事到着。
宿の方に暖かく出迎えられ、バイクはエントランス横の屋根の下に止めさせて頂きました。
温泉を堪能し、露天風呂も堪能し、コンビニで仕入れた食いモンと少々のお酒で一人宴会をし、気が付けば時は既に深夜2:00をまわっておりました。
しわ寄せは明日のスケジュールに影響するような気もしながら、なんか自由な旅って感じでいいなー(*'▽')などと、のんきに考えながら眠りにつきました。
今回はこの辺にします。
いい加減、何日この札幌~福岡シリーズを書くのだろうと思っているのですが、まあ、書き始めたので、書ききります。
気長にお付き合いくださいませ。
ここまで読んで頂きまして、ありがとうございます。
したっけ。