ちっこいバイクでキャンプに行く!

HONDAのgorillaとYAMAHAのTDR125でキャンプに行くブログ

ソロキャンプツーリング 始まりはいつも雨。

こんにちわー。

ac104です。

 

さて、前回までは、人生初のソロキャンプツーリングに走り出し、行きついた先は上級者向けキャンプ場。その状況を例えるならばRPGで言うところの、低レベル、初期装備のまま物語中盤のダンジョンに迷い込んだ、愚者。きっちり返り討ちに合いながらも、必死に立てた一夜の城=激安テントに逃げ込み、明日の冒険を夢見て泥のように眠った。というお話でした。

 

 

さてところで、眠りには二種類の眠り、所謂、レム睡眠ノンレム睡眠ってのがありますよね。

交感神経、と副交感神経が交互に、周期的に働き、脳と体を休める訳です。

タイミングよく目が覚めると気持ち良く起きられますし、睡眠周期を突然阻害されると不快な目覚め、って訳です。

 

 

ツーリング出発時のざっくり計画では、早起きして道東を満喫すべく走り回るか、キャンプ場でゆっくり過ごす。

なーんて考えていたのですが、私の気持ちはもう、圧倒的に後者一択でした。

政権与党も真っ青な、圧倒的支持率。

 

 

 

キャンプ地到着が遅く、真っ暗だったからさ、なんかキャンプっぽいことしたいじゃないですかー。

 

 

 

全会一致の採択です。

『異議なーし。』

 

 

 

何人たりも、私の眠りを妨げてくれるなよ。

 

しかし、4:00に目覚めます。

 

 

それは、寒かった。とか、尿意をもよおした。とか、うるさかった。とか、そーゆーものではありませんでした。

 

 

 

『冷たっ!』

 

 

はい。

がっつりテントが浸水してました。(>0<)

 本当に泥のように寝てた!

 

 

目覚まし時計でも、嫁でも、子供でもなく、水に起こされるとは、なかなか貴重な体験です。

 

あと五分だけ寝かせてー。

とか通用しませんから。

 

容赦無し。待った無し。

今そこにある危機です。

 

 

なにやら遠くからも、

『あー。』ガサゴソガサゴソ。

『はぁー。』ガサゴソガサゴソ。

と、聞こえてきます。

周りの方も状況は同じ模様。

 

途中一度、目覚めて、気が付いたんですよ。

テントをバチバチに叩く雨音で。

 

じたばたしてもしょうがないから、気が付かなかったことにして、2度寝してました。

雨音って心地良いですよねー。

(これは変じゃないですよね?)

 

天気予報の嘘つきぃ、ひどいよぉ…z

ってな感じで寝入りました。

 

でもこの時、不思議なのが、不快な目覚めなハズなのに、すごくシャキッと起きたんですよ。

何なら気持ちいいくらい。

 

レム、ノンレムの切り替わりの丁度イイとこだったのかなぁ?と。

未だに謎です。

 

 

メットのシールド拭くのに持ってきてたウエスで水をササっと払って、状況確認。

荷物の浸水はまだ許容範囲内かな?

 

寝袋が濡れたのは痛い。

2泊目どうしよう?

 

とりあえず、テントのサイドウォールに体が触れると、濡れてしまうので、ドームテントの真ん中の、一番室内高のあるところで体育座り。

動いて壁に当たると、アウト!

 

まるで(昔のテレビ番組で見てた)電撃イライラ棒

棒にでもなった気分。

 

着替えが一苦労。

 

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↑とりあえず、朝飯。コーンスープ用意して正解だった。あったまるー。

 

わかってはいましたが、前室の無いテントは雨の日辛いってのを身をもって体験しました。

ひとまず一酸化炭素にヤられる訳にはいかないので、テント入り口のファスナーをカブにひっかけて、前室チックなものを作ってお湯を沸かします。

(テント内の火器の使用は自己責任)

 

朝飯食ったら元気になりました!

 

食う事と、寝ることは、やっぱり大事ですね。

気を取り直して、カッパ代わりの防寒上下に身を包み場内散策に出ます。ついでに、トイレにも行く。

 

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↑朝の絶景を期待するも、霧。この下は海なのですが、波の音しか聞こえません。奥にうっすら東屋が見えるのがわかりますでしょうか?

 

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↑迷い込んだら戻ってこれなそう。

 

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↑見上げるとこんな感じ。綺麗。

 

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↑霧かかかった森。湿っているからか、辺り一帯に木の香り、土の香りが心地よい。

 

期待していた、朝の絶景は残念ながら見られませんでした。

でも、朝モヤの中を散策するのも気持ち良かったです。

 

散策を終えて、白い闇の中からテントに戻ってこの後の計画を練り直します。

 

さて、キャンプを続けたいが、テント、寝袋が浸水してしまった以上、もうキビシイな。帰るか?

イヤだ、旅は続けたい。折角手に入れた、貴重な自由時間だ。もっと走りたい。

では、どうしたものか?

 

 

 

ポチっ!

 

 

ホテルを押さえましたw

(キャンプツーリング終了やんけ!)

 

 

 

まあ、そこは大人なので。

またしても、勇気ある撤退w

 

ただ、予約した本日の宿は、帯広ダメで、釧路ダメで、根室ダメで、北見です。

ルートを考えます。

こうです!

 

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性懲りもなく走ります。

なるべく海沿いで、厚岸町から浜中町に抜けて根室半島をぐるっと回って風蓮湖の脇から国道243号で、別海町弟子屈町を通って美幌峠を抜けて行こう!ってな感じです。

 

 

何で直接北上するルートじゃないのかって?

 

 

やっぱりここまで来たら、東の端っこを押さえておきたいじゃないですか。

 

ま、そうと決めたら出発です。

サクッと撤収して2日目の旅のスタートです。

 

雨が降ったり止んだりですが、もう、今日はホテル泊です。風呂に入れます。なんぼでも、好きなだけ降ればイイさ。

 

雨乞いの如く雨の歌を歌いながら走ります。

 

始まりは何時も雨。

銀の雨。

最後の雨。

レイニーブルー

 

そして、雨の慕情を歌っていたその時です!

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↑めっちゃ鹿がおるwめっちゃこっち見てる。こわいわー。

 

道東さんはなかなか油断も隙もありません。

こんなん当たったらシャレになりません。

(こちらを走られる方は、本当にご注意ください。シカ注意って看板有りますけど、本当に出てきますので。まあ、シカの住んでる所を我々が通らせてもらってるようなものなのでね…。)

 

 

鹿障害を華麗にパスした私は、順調に進んで行くのですが、ここから納沙布岬まで写真がありません。

 

あまりにどしゃ降りで、

写真どころではありませんでした。

 

雨のツーリングになってしまったのですが、すれ違うライダーさんとのヤエーに物凄く勇気付けられました。

全然知らない人同士ですが、バイクで旅してる同士ってゆーか、同志ってゆーか。

バイク乗りってやっぱりいいなぁ。

 


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そうこうしながら到着です!

 

 

周りの観光客の方とお話してて、お互いの写真を取り合うことになりました。

 

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↑おっさんの一人旅で、写真は別に撮るつもりないんですよーって話してたんですが、記念になりますから是非撮りましょうとなった一枚。

 

『どんな顔すりゃいいか分かんないっすー』

『笑ってくださーい』

ってやり取りで、おっさんが微妙な照れ笑いしてるw

(やり取りが、エ〇ァの綾〇とシンクロした!って思ってのは内緒だ。)

 

 

これも思い出。

感謝。

 

 

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雨も上がっていたので、ふらふらと散策します。

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↑希望の道というものだそうです。
自分の住んでいたトコの石もあったので、眺めて回ります。(ちなみにこの中では奈良、大阪、宮城、山形。)

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ここから、走って走って、北見のホテルに一泊。

 

のんびりトコトコ帰ります。

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↑帰りしな、食った昼飯w

『!?』

 

 

ほんと、映えない食事ばっかりでした…。

 

帰りのカブの箱の中には、楽しかった思い出と、嫁へ献上する品でいっぱいですW

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↑疲れてボケまっくてる。帰っていた段階で7,066km。

 

 

そんなこんなな、4年前の、私の人生初ソロキャンプツーリングでした。

総走行距離1,070km

キャンプ1泊、ホテル1泊。

 

雨に打たれてボロボロだったのですが、

今となっては良い思い出。

 

 

テントでちじこまりながら、

 

 

 

これは、

 

 

いつか、

 

 

 

ブログのネタにしてやる!

って、思ってました。

 

 

 

ソロキャンプは5年越し、

ブログは4年越しw

(時間かかり過ぎだ)

 

 

あの日の自分に言って

やりたい。

 

今、報われたぞw

 

 

 

長文、駄文失礼。

ここまで読んで頂いて、ありがとうございます。

 

したっけ。

 

愛車と迎える、初めての夜。

こんにちわー。

ac104です。
 
前回迄は、5年越しの思いをコレでもかと、爆発させて、ひたすら北海道を横断的に、札幌から東へ東へと相棒のカブを走らせ、どこまでも行けるぜー!ライダースハイ!などとのたまっていたクセに結局は予定キャンプ地を変更して、少し近くで落ち着こうとしていたお話しでした。
 
 
選んだキャンプ地は、
キトウシ野営場。
 

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↑翌日の写真です。

 
 
私は、ココに至るまでの5年。キャンプ情報の収集はひたすらにやっていたと自負していました。
 
その情報によれば、ここは、
『ファミリー層の利用は少なく、上級者向け。
初心者の単独利用は控えた方が良い。
『断崖の上に位置し、周囲は原生林。』
『天候に恵まれると、絶景が望めるが、の日が多い。』
そーゆートコらしい。
 
私は、初心者どころかガチで
初ソロキャンプ。
しかし、心はイッパシの旅の男。
『ふふ。いきなり上級者に挑んでやるぜ』
って、息巻いて乗り込みます。
 
 
キャンプ場の入り口を無事に発見し、
ダート道もカブに華麗なスタンディングライドでクリアし、
 
冒険家みたい!
 
などと、テンションアゲアゲで、
森を抜けたその先は…。
 
 
 
しーん…。
 
 
 
っと、静まり返っておりました。
先客は、ざっと奥までカブで一周してみたところ、
単車4台、車3台。
晩飯など、とっくのとうに済ませ、まったりしてる方、
すでにテント内で明かりをつけてくつろいでいる方、
すでに就寝中と思われる方。
 
 
 
『さ、流石、上級者…。』
 
 
 
時間は20時をまわった頃でしたでしょうか。
あれ?まだ宴会の時間は
これからなんじゃないの?』
 
こんな時間じゃ、ウチのチビ達だって
寝る時間じゃないよ?
 
キャンプ場内を一周する間、
市街地にあれほど溶け込んだカブが、浮いてます。
『モリワキ。頼む、静かにしてくれ。』
大好きなマフラーの排気音のせいにします。
  

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↑大好きなモリワキ。夜は静かにしようね。

早くエンジン切らなきゃ。
テント張るとこ決めなきゃ。
『あわわわわ。なんか俺、場違い。』
 
 
結局、キャンプ場入り口側まで引き返し、
すごーく周りと距離を取って、設営します。
 (さすがに、空気読みますさw)
 
 
しかし、気持ちで負けてはならないと思い、
てきぱき、てきぱき、設営します。
多分、テント早張り選手権なんてもんがあれば、
上位入賞間違いない速度だったと思います。
お、あいつ出来るな。
 って、せめて思われたい!
 
 
 
なんだか疲れた。星も見えないし、
とっととテントでご飯食べて寝よう。
 
 
 
 
初めて張った例の激安テントは、もう一言で言って
最高でした!
なんだこの安心感。
 
布切れ一枚でこんな
安心感を得られるとは!
 
 
 
 初めての俺専用テントで、
再び上がるテンションを抑えつつ、
ソロキャンプ飯!
 

f:id:ac104:20200207125902j:plain 『!?』

 
なんだこれ。出張で疲れて、繁華街で飯食う気力もない時の、ホテルの部屋で食う飯と、大差ないやん!
 
でもまあ、スゲー美味しく
感じるから不思議だ。
ビールなんて、プレモルぜW
 
 …。
 
 
 
 初めて、キャンプの様子をブログ化するにあたりまして、
この絵はちょっと悲しい背景がありますので、そこをちょっと書いておきます。
出発から釧路市街地を抜ける道中の記録に、アレ?何か、大事な事が抜けて無い?
当ブログをお読み頂いております諸兄におかれましては、もうお気付きの方もおられるかも知れませんが、
 
はい。
 
私朝から何も口にしておりませんでした。
 
 
そんなん知るかーい、というツッコミもあるでしょうが、当時のカブの給油時メーターまでコマメに写真を撮りつつ、グルメ、観光的なモノが無い。
 
 
何故か?
 
 
食べていないものは記録しようがない。
 
 
いや、諸先輩方のブログ見て、ウマそーなアウトドア飯や、
道中フラッと寄ったご飯やさんか何かで、
こんなん食べました!うまし!的な写真にすごく憧れてたんですよ。
 

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コレはナニ?(2度も出すな、恥ずかしい。)
 
そして、私のこの時の装備品は、
テント。
箱の中に、
着替え、タオル、防寒着。
 出張セットポーチ(歯ブラシ、髭剃り等)
LEDのミニ電気スタンド、ちっこい椅子。
ケータイ充電用にモバイルバッテリー。
寝袋。ガスバーナとコッヘルセット。
水筒。
 
テーブル、有りません。
グランドシート、有りません。
マット、有りません。
 
マジで、テントと寝袋だけで
ソロキャンに来ました。
『旅の夜に、他に必要なものあるのかよ』
 
って思っていましたが、大ありだ。
その後、快適を求めて、キャンプ道具沼にはまっていくのは、もう少し先のお話。
 
この後、楽しい夕食を済ませた私は、謎の生物の鳴き声(鳥?鹿?)におびえながらも、明日のキャンプツーリングの続きを楽しみに、泥のように眠ります。
 
 
だめだ。長くなるw
今日はこの辺で。
次は、初めて迎えた朝。
 
『始まりはいつも雨。』
(お察しください。)
を、書こうと思います。
 
 
ここまで読んで頂きありがとうございます。
てきとーにポチっとして頂けましたら、嬉しいです。
 
したっけ。
 
 
 
 
 

ソロキャンプツーリング カム トゥルー。

こんにちわー。

ac104です。

 

前回のソロキャンプ プロローグを経て、

遂に念願の初ソロキャンプ

ツーリングへ出撃した次第。

 

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↑日本 本土最東端納沙布岬 モニュメント 四島の架け橋をバックに。

 この当時はスーパーカブ110 JA10 が相棒でした。

 

 

4年前の7月某日。

はやる気持ちを抑えつつ、出発前にはしっかりと、

ライトよーし。ウインカーよーし。ホーンよーし。タイヤよーし。チェーンよーし…。

車体のチェックもバッチリと。

 

謎のテントと

5年越しの思いを

携えて、いざ、しゅっぱーつ!

針路は東へ!ヨーソロー!(夕日が西に沈む前にー)

2泊3日の、ささやかな自由への旅が始まります。

 

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↑前日夜に、ガソリン満タン。準備万端。メーター5,996km

 

 

 

10:00頃に自宅を出発。

(この時点で遅い気がするよ。イヤな予感がするよ。)

ざっくりとした走行予定はこうです。↓

 

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札幌市から国道274号東へ向かい、夕張市を抜け、日勝峠を超えて国道38号へ。

そのまま十勝平野を横断し、幕別町から白糠町へ抜けて太平洋を右に眺めつつ、釧路市を抜ける。

釧路市内で国道44号に乗り、更に東へ。

ここで時間に余裕があれば、厚岸町からは敢えて国道から外れ、厚岸湾を橋で渡ってそのまま道道123別海厚岸線で浜中町霧多布を目指す!

走り慣れた、思い出深いルート。

初日は、大好きな霧多布岬キャンプ場。

ここをキャンプ地とする!

(これをめっちゃ言いたかったw)

 

 

ここでは時間的に微妙かもしれないが、可能であれば霧多布温泉ゆうゆにて、ひとっ風呂浴びて汗を流して、疲れも癒して、明日に備えて寝るのだ。

 

後のルート、キャンプ地は天気と相談。

キャンプ場の朝を満喫するも良し、早く目覚めたなら、納沙布~野付~羅臼だ。

 

この時はなーんも考えんと、のーんきに19:00くらいには着くだろうと考えていました。

 

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↑13:20頃 日勝峠に入る前に給油 メーター6,161km

 

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 ↑十勝平野を見下ろす日勝峠展望台。14:40頃

 

ここから、霧多布までは、ざっくり250km

まあ、あと5時間くらいかな?

 

カブ絶好調!楽しーなー!

このまま、今日は家へ引き返すことなく、もっと遠くへ行けるんだー!

俺は自由だー!

ライダース・ハイ?とでも言うのでしょうか?どこまでも行ける。

そんな気がしていました。

 

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白糠町辺りで給油。18:00前くらい。 すでにスタンドは照明が点いています。

 

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↑道の駅 白糠恋問の裏。恋問海岸。写真右の木には恋問海岸と(なんか怖い書体で)うっすら見えると思います。左の海岸の先は、晴れていれば釧路の街が望めます。いいとこです。好きな場所の一つです。でも、陽が落ちてから行くものではありません。怖いです。

 

えーっとですね。この上の写真の時点で18:40頃です。

はい。暗いです。いくら7月でも、もう日が沈みます。

 

 

あれ?なんかマズくね?

 

 

この後、釧路市内のスーパーの駐車場で、

いそいそと一人作戦会議です。

 

私の中では、このまま真っ暗闇でも

突っ走ろうぜ!ってゆー自分と、

 

 

いやいや、15の夜じゃあるまいし、

夜のトバリの中へ走っていくのは

あぶねーよ、無理はするな。

 

 

ってゆー、二人が言い合っています。

 

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↑初志貫徹するなら、夜のトバリの中へ霧多布ルート。あと83km。

 

 

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↑変更案。無理せず、キトウシ野営場を目指すルート。あと19km。

 しかし、ここの野営場に行ったことは無い。

 

現在時刻は19:30。

地味にもう真っ暗け。

 

こういう時は、無理をしない。

もう迷うことなく、変更する。

これは逃げるのではないのだ。

誰もお前を責めたりはしないさ。

英断だ。

 

 

謎の言い訳をしつつも、

そうと決めれば、あとは今夜の一人飯の買い出しだ。

人生初のソロキャンプ飯!

 

 

もうこの時は、計画にあった、風呂入りてぇってゆー欲求は無かったですね。

キャンプ地に行って、

食って、飲んで、寝たい。

ただそれだけ。

(仕事の悩みも、日常の煩わしさもここには無い)

 

 

食って、飲んで、寝たいだけの

魔物と化した私は、

わさわさと買い出しをし、一心不乱にキャンプ地を目指します。

 

夜の市街地を、見学する事も無く走り抜ける

一台の原付2種バイク。

たとえテントと箱を積んでいても、

ナンバー見なけりゃ、地元民であるかの如く

その土地に馴染んでしまう

 

スーパーカブ(素敵)

 

釧路市民の目には、ああ、彼は

急ぎの配達があるのね。

くらいにしか映らなかったであろう。

(めっちゃ安全運転に徹していますのでご安心を。)

 

順調にキャンプ地が近づく中、ここで一つの問題が…。

街灯なんか一つもなくて、前後に一台も車がいない真っ暗闇の

道道142号から、キトウシ野営場の

この入口を見つけなければならない。

 

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ああ、ソロキャンプの入口って、

こうゆう事なんだな。

ちがう意味でハードル高けぇわ。

 

 

教訓。キャンプ地入りは、陽のあるウチが望ましい。

そのため、無理のない走行計画を立てましょう。

(普通の事ですね。)

 

 

 

 

そして、入り口分岐から

さらに1km程度

真っ暗闇のダート。

 

そして着いたら

そこからテント設営…。

 

 

 

 

 

私の心の声は、もう、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにコレ、めっちゃ楽しい!

(だから変態。)

 

冒険家みたいやん!

 

 

 

えー、何やらまぢで私が変な奴と思われそうなので、

ここで一旦区切りますw

 

次は、ソロキャンプ初めての夜(怪しすぎ…)

から続けます。

 

ここまで読んで頂いてありがとうございます。

したっけ。

 

 

ソロキャンプの入口 ~プロローグ~

こんにちわー。

ac104です。
 
今回はソロキャンプ始めましたー。って時のお話しです。
写真少なし、文字多し。
初のソロキャン出撃の模様は、次の記事です。
 
 

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↑初のソロキャンプの朝。 釧路町キトウシ野営場にて。当時の相棒カブ110。
 
 
何事にも、始まりにはキッカケって有りますよね?
 
 
私はソロキャンプに行きたい!って思い始めてから、実際にソロキャンプを実行する迄に、ざっくり5年ぐらいかかりました。
 
 
20代から、というか、キャンプは元々大好きで、近場の温泉施設併設!みたいなキャンプ場で、仲間内でワイワイやる感じで行っていました。
 
その頃は、『一人でキャンプ』という発想、概念事態が、そもそもありませんでした。
 
しかし、30代に突入し、家庭も有り、仕事も充実を通り越して激務!って感じの、家と職場の往復生活に疲弊。
 
『疲れたなー、どっか行きたいなー』が一日中頭の中でリフレインしているような状況の中、何気なく見たバイクの記事でキャンプツーリング。
ソロキャンプ。って言うモノを見つけました。
 
ソロキャンプだなんて寂しいじゃん。
夜は怖いじゃん。
話し相手も居なくて、何して過ごすんだよ。
って思ってました。
 
 
しかし、その記事の写真、そこにはバイクの傍ら、焚き火に薪をくべながら、酒をあおる一人の男。
揺れる火に照らされる男の後ろにはテントがうっすら見えていて、その奥は林なのか、草原なのか、わからない程深い闇。
 
 
 
カッコいい…。
 
 
 
バイクと焚き火と酒とテント。
『旅の夜に、他に何か必要なモノが有るのかよ?』
 
そう問いかけられた気がしました。
なんでしょう、この引き算の美学。
何も無い様でいて、足りないモノも何も無い。
余計なモノも無い。
(この男の飲んでいる酒はウィスキーだな。しかも山崎だ。きっとそうに違いない。何も足さない。何も引かない。山崎。間違いない。)
 
 
今や夜中でも気軽に大抵のモノが、そこらで手に入る便利な時代。
なのに、この男は、こんな何もない夜の闇の中で、何故にこんなに満ち足りて見えるのだろう?
 
 
私は思いました。
きっと、ここには自由があるんだ。
 
 
衝撃でした。
 
 
 
今思えば、
 
 
 
自分、
 
 
 
病んでましたねw
 
 
 
 
そんなこんなで、自由な男に憧れて、バイクツーリング特集の本!キャンプギヤの本!野宿ライダーの本!手当たり次第に買い漁り、穴が開くほど読みまくり、諸先輩方のブログを読み漁り、ソロキャンプへの思いが高まり続けるのでありました。
 
 
そんなにソロキャンプに行きたいのに、何で5年も行かなかったのかって?
 
 
 
嫁から出撃許可が降りなかったんですよw
子供も小さかったのでね…。
 
『バカじゃないの!?』
って一喝されましたよ。
 
『あーあー、がっかりだ。男はイイよねー、好き勝手言ってさー。大体ねー…』
 
あー、もうごめんなさい、ごめんなさい。
私の気の迷いでした、ごめんなさい、って感じですw
 
ヤバいぞ。このままソロキャンプに行きたいって主張を続ければ、毎日が本当のソロ生活になってしまう。
くわばら、くわばら。
 
そんなこんなで、ソロキャンプに行きたいけど、表向きは行かない。
その裏ではひたすら情報収集。
そんな妄想の日々を過ごしていました。
 
 
 
 
あっ、ソロキャンプデビューのキッカケの話でしたねw
 
 
 
 
 
そのキッカケは突然訪れました。
 
家族で近所の某リサイクルショップを訪れた時の事。
 
『何か凄い安いテント売ってるよー。』
『しかも新品!買ったら? 』
と、嫁からまさかの発言が。
 
見れば、新品、お値段何と1,800円!
所謂、激安テントってヤツですよ。
 
しかし、
見たことも聞いたことも無いメーカーのロゴ。
何だこのペラッペラな生地は?
ポールは鉛筆並みの細さ。
ペグなんて針金じゃねーか。
しかもシングルウォール?
前室も無いし、論外。
地雷じゃねーかw
 
ディスりまくりです。
 
お陰様(この5年)で、こちとら知識だけはイッパシなんだよ。
『テントって言ったらスノーピークとか小川テント(現キャンパルジャパン)とかのさー、そう、例えばステイシー2だ、ステイシー2。』
(俺はそんなテントでキャンプに行きたい!)
(こんなテント使い物にならねぇよ!)
 
嫁には理解出来ないであろう単語を並べ立てて、私は断固拒否!したのです。
 
嫁は、『そ、その、ステイシーってヤツ、いくらすんのよ?』
 
『ステイシー2だ!ツー!』
『ツーを付けろ、ツー!』
 
私は、たじろぐ嫁に、内緒で買おうとしていた憧れの小川テント ステイシー2(私にとってはお高い。高嶺の花。)の値段を知られまいと、
何故か、『ツー!』
『ツウ!ツウ!』と連呼して誤魔化そうとしていました。
 
 
ツウ! ツウ! って、
端から見たらコレ、鶴の恩返しのラストシーンじゃねーか。
 
お前はツウで、俺は与ひょうか?
 
 
 
 
…話しを戻します。
 
結局、嫁に値段を自白しました。
(それでも半値くらいにサバ読んで。)
 
『そんな何万もテントにお金使って、行かなくなったらどうするの?
飽きたーとか、一人は寂しいから行かないとか、言うようになるんじゃ無いの?
このテント買って、一回行ってみればイイじゃん!』
 
 
ん? 『今、なんつった?』
 
 
『だからー、コレぐらいの安いのでソロキャンプ始めてみて、ハマるんだったらイイの買えば良いでしょう?』
 
 
まさに晴天の霹靂。
千載一遇のチャンス到来。
このチャンス逃がしてなるものか。
 
 
『じ、じゃあ一回行くっていつだよ。』
 
 
『次の週末連休でしょ?
好きに行って来れば良いでしょう?』
 
 
 
勝った。
 
苦節5年。
遂にこの日が来た。
私は心の中でガッツポーズ。
そして、笑みが溢れるのを必死で堪えて、ディスりまくったテントを会計へ持って行きます。
 
通報されるんじゃないかってくらいに、堪えきれずにニヤニヤしながら。
間違い無く不審者。
 
もう、さっき迄ボロっかすに言ったテントが、今じゃもう、オレの城に見えるわけですよ。
夢にまで見た一夜の城。
遂に手に入れます。
オレ専用のソロテント。
 
急に素敵に見えてきます。
不思議だ。
 
シングルウォールって言ったって、結露するような季節にキャンプ行けないしー。
雨降る中でキャンプツーリングに行かないしー。
ポールもペグも、ショボいけど、ドーム型で自立するしー。
そもそもテント潰される程の風吹く中キャンプしないしー。
 
細い、薄いで、コンパクトにパッキング出来るから、むしろ有りなんじゃないかい?
重量僅か1kg!
うん、軽いは正義だ!
間違い無い。
 
 
もう、まるで最高のツーリングテントな気がして来ました。
このテント以外考えられない。
俺と、バイクと、焚火と、このテント。
揺らめく炎の明かりに、浮かび上がるはこのテント。
 
 
そして、5年越しの思いを胸に、出撃の週末を迎えます。
勢い余った私は、とんでもないルートで、とんでもないキャンプを繰り広げるのですが、その話は次で。
 

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↑悲願の俺と、バイク(カブ)と焚火と酒とテントの図。
これは2回目のソロキャンプ、2泊目の様子。結局まだまだ実現には程遠い…。
 
出発の日は、背中に『気を付けて、楽しんで、あと、お土産買ってこい』という嫁の言葉を背に受けて。
ダメ押しの『とっとと行ってこい!』という嫁の一声(おお、鶴の一声?お前やっぱりツウだったのか?)をキッカケに、私のソロキャンプツーリングが始まりました。
 
駄文、長文。失礼。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
 
したっけ。
 
 

原付2種への愛と、目黒の秋刀魚。

こんにちわー。
ac104です。

 

今回は、小型二輪125ccバイクが大好き!
ってゆー私が、何で小型二輪にこだわるのかって、お話しです。

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私は小型二輪をアツく語ると、どーしても落語の目黒の秋刀魚を連想してしまうのです。あー、秋刀魚食いたい。

 

私の愛機は全部、所謂、原付2種と呼ばれるピンクナンバーの125cc以下のバイクです。

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↑ちっこい原付2種 HONDA gorilla 美唄の炭鉱跡などをお散歩中 。

 

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↑でっけー原付2種 YMAHA TDR125 夜の小樽港を散策中。


バイク屋さんに見に行くのも、ヤフOクやgOoバイク等、ネット検索する時も基本的に125cc以下のバイクです。

 

車税や保険料が安く、消耗品なんかも安いので、維持費がおサイフに優しいってのも小型の魅力ではあります。

基本的に単気筒、有ってもパラツイン(例えばCD125等)、Vツイン(例えばバラデロ125等)なので、整備性が良いです。4発マルチとかと比べるとですが…。
ましてや2st単気筒はもっと構造がシンプルで弄りやすいです。

 

街中で扱いきれるパワー。
小回りのきく小さなボディ。
それでいて、峠の下りはその気にさせてくれるマシン達です。

 

では、大型に興味が無いのか?
と、問われれば、答えは興味有り、です。

 

そりゃあ憧れましたさ。

 

いつかはハーレー!と思っていた時期も有りますし、BMWのアドベンチャーツアラーで旅するのも憧れるなーと思う時期も有りました。

隼に乗りてぇとか、ニンジャ乗りてぇとか、ドゥカティ乗りてぇとか、まー、バイクは節操無く好きですね。

 

んで、今まで、友達にも、ツーリング先で出会う方にも、幾度と無く聞かれた質問への、私の返答が、タイトルにある落語の『目黒の秋刀魚』の サゲ の言い回しに似てるなーって、いつも思うんです。


落語
『これはいずれで求めた秋刀魚だ?…何?日本橋魚河岸?それはいかん、やはり秋刀魚は目黒に限る。


ac104
『大型や中型に乗らないのかって?それは出来ねぇ。なんでかって?オレの免許条件に書いてある。普通二輪は小型に限る。

 


お後がよろしいようで。

 

したっけ。

 

追記

私の二輪免許証は、所謂、『普通自動二輪小型限定』ってヤツなので、必然的に125cc以下しか選択の余地が無いのです。

 

でもまぁ、シンプルにちっこいバイクが好きなんです。

小型に乗りたくて小型限定免許を取得したのです。

その辺はいずれ機会があれば、また。

 

ちなみに以前、他のバイク乗りさんに、自分の意志で小型限定免許しか持ってないって話したら『変態だなw』って言われました。

 

そーゆーのヤメてください。

喜びますから。←まぢ変態(笑)

 

 

あらためまして

したっけ。

 

 

 

 

 

HONDA gorilla ④ カスタム沼、そして…

こんにちわー。
ac104です(^-^ゞ

連日、gorillaの紹介が脱線してる気がしているのですが、続きです。

茶番多めです。気長にお付き合いくださいませ。

 

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↑愛機傍らに、海を眺めて飯。幸せな時間。キャンツー万歳!寿都浜中野営場にて。

 


やっと、まともに走り出したgorillaですが、

今度はまともに止まら無くなりました。

 

 

ここから、早急にブレーキの強化。
我慢できず、勢いで出発した初のロングツーリングで、

跳び跳ねまっくたサスペンションの強化に着手します。

ノーマルサスは、前後共にスプリングのみで、

一度跳ねると、ロデオマシーンのようです。

痩せるなら乗るよ…。

 


ここまでの経験で、先を読む力

成長した私は、

想像力を働かせます。


ふふ。今までの俺とは一味も二味も違うんだぜい。
ナメるなよーアクシデントどもー。

 

ここから先は卒業式っぽい雰囲気でお読み下さい。

※注意 あくまで脳内妄想のお話です。

 


大パワーを受け止め、駆動力に変える強化クラッチ
強化クラッチぃ。

 

その力を適切に制動する強化ブレーキ。

強化ブレーキぃ。


地面のギャップをイナして姿勢を制御する

ダンパーサスペンション。
ダンパーサスペンション。

 

 

(次に必要なものは?何だ?

 

考えろ、考えるんだ、

 

オレ。

 

次に必要なもの、それはー…)

 

ブレーキングで破綻しない

フロントフォーク。
フロントフォークぅ。

 

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コーナリングGに打ち勝つフレーム。
フレームぅ。

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直進性を高めるロングスイングアーム。
ロングスイングアームぅ。

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ジャイロ効果で安定、バンク角も稼げる

インチアップ。
インチアップぅ。

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(はは、どうだ、見たか、

オレの想像力を、

完璧な仕上がりだろう。

どうだ、参ったか。)

 

そしてー、

 

そこまでやるとー、

 

もうそれはー、

 

 

グロム。


グロムぅ。

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↑HONDA グロム。

 

!?

何という事だ。


オレの想像力gorilla

グロムに変えちまった。

 


最初っからグロム買えば良かったんじゃね?
オレは何て無駄な時間と労力を費やしているんだ?

脳内で、そんな自問自答を繰り返します。

 

あっちもこっちも手を出すと、バランス取るのが

エライこっちゃ。

4miniのカスタム沼がここまで

深いとは…。

 妙義の谷より深いぜ…。

 

 

 

はい。とゆう訳で、

トータルバランスを考えたカスタムの方向性を

考えます。(←最初にやっとけ)

 

私のgorilla、カスタムの着地点は、

ノーマルフォーク。

ノーマルフレーム。

ノーマルスイングアーム。

8インチ。

なるべくノーマルのちっこくて、

めんこい形で走れる。

以上をコンセプトに弄ることとします。

 

諸先輩方のフルカスタムとか、

弄るとカッコいいし、スゲーって

思うんですよ。

憧れますよぉ。

4バルブヘッドとか

デスモドロミックとか

凄いじゃないですかー。

 

でも金が続かない…。

お前はどっかのイイ女か!

 

 

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↑岩内港にて元気に走って、一休みなgorillaの一枚。

 

 

そんなこんなで、これからも、大事に乗って行こうと思います。

 

 

ここまで読んで頂いてありがとうございます。

 

数日前に始めたブログですが、ブログ村のランキングで、

サブカテゴリの原2・ミドルバイクで上位にいてびっくりですが、嬉しかったです。

テキトーに気が向きましたらで構いません。

隅っこのバナーをポチっとして頂けたら、嬉しいです。

 

したっけ。

 

 

 

HONDA gorilla ③

こんにちわー。

ac104です。

引き続き、愛機HONDA gorillaの紹介です。

 

縁あってこの子に出会い、悪だくみをして手に入れ、そのダメっぷりに絶望するも、気合入れてカスタムし、やっとまともに走れるようになって、わーい、わーい、ってのが前回までのお話です。

 

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↑キャンプ出来ない時でも、せめてデイキャンで外飯を楽しもうとする1枚

 

いやー、一時はどうなるかと思ったけど、買って良かったなー。(←数日前まで絶望してたくせに)

 

キャブ一式を交換したおかげで、燃調もあってる感じで、

どかーん、ぱんぱん。

とは言わなくなりました。

 

アイドリング、どどどどど。

回すと、ぶおぉぉーん。

最高やんなーって、思いながら札幌市内をお散歩していたのですが、

 

ふと、

 

この子、何km/h出るんだろ?

 

 

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↑(メーターはタケガワのLEDマルチメーターが付いてました。

見ずらいケド、タコメーターも付いてます。ハリケーンのコンドルハンドルも付いてました。)

 

 

バカな考えが頭をよぎります。

 

 

よせばいいのに、ちょっと郊外へ走り、セパハンみたいなコンドルハンドルに体重をかけ、バックドロップ対策をしっかりとって

 

いざ、

『無限のかなたへ、さぁ行くぞ』

と、バズライト〇ヤーよろしく、

 

 

アクセル、全開!

 

タコメーター

5000、

6000、

7000、と元気よく、グングンその数字を伸ばします。

 

お前の力は、まだまだ、

こんなもんじゃないだろぉ。

 

見せてくれよ、

お前の本当のパワーを!

(言い訳じゃないんですけど、良い訳も無いんですけど、バイク屋の店員に、『ボアアップしても所詮は2馬力』って言われたのが、すごく納得できなかったんですよ。試したくなるじゃないですかぁ。)

 

 

メーターの指し示す、速度も、回転数も、大台に達しようとした

 

その時です。

 

ハンドルを握る手、

ステップに乗る足、

シートにまたがる尻、

私の全身

 

 

ぬるっ。

 

っとした感覚がハシリます。

 

後輪が空転したのか?

なんだ?この ぬるっ。

とした感覚は…。

 

慌ててアクセルを戻すと、

ラクションが帰ってきました。

(おかえりー)

 

 

以後、コーナー立ち上がりでアクセル開けると

 

ぬるっ。

 

信号からのスタートで

 

ぬるっ。

 

…。

 

 

はい。クラッチ滑ってるんですね。

後日、クラッチ開けたら、

しっかり焼け焦げていました。

 

 

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↑焼き加減はミディアム・レア(^o^) 

 

自分はあほぅだな。

良く考えりゃわかりそうなもんなんですが、本来の力を取り戻した

106ccのパワーを、

ノーマルのシングルクラッチ

耐えられるワケ無いんですよね。

 

帰ってから、また、

ポチっ!ポチっ!

デイトナ 強化クラッチキット 3枚プレート

 

購入です。

 

この後、数知れぬ試練に襲われるのですが、

足りなかったのは、私の想像力!

という結論に達します。(も~少し考えろ!)

 

しかしながら、この段階で、無謀にも往復1,200kmのキャンプツーリングへと出発します。

我慢も足りませんでした。

 

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↑北緯45度のモニュメント前、奥は利尻島利尻富士白い恋人のパッケージの山。

 

 

まあ、これもやっぱりわかりきった話ですが、

次はブレーキが破綻します。

 

 恐るべし、負の連鎖。

 いや、ただの自己責任。

 

本来のパワーを発揮するエンジン。

それを動力として伝えきるクラッチ

を手に入れたのだが、

それを抑えきれないブレーキ。

 

危険極まりない。

 

ま、その時の私は、今の安倍首相の桜を見る会についての答弁と同じく、

『危険ではありますが、

 危なくはありません』

 

そんな心境でした。

 

そんなわけで、どんどんカスタム沼にハマって行きます。

時間が無くなってしまったので、この辺で。

 

 

ここまで読んで頂いて、ありがとうございます。

したっけ。

 

 

 

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