愛車と迎える、初めての夜。
こんにちわー。
ac104です。
前回迄は、5年越しの思いをコレでもかと、爆発させて、ひたすら北海道を横断的に、札幌から東へ東へと相棒のカブを走らせ、どこまでも行けるぜー!ライダースハイ!などとのたまっていたクセに結局は予定キャンプ地を変更して、少し近くで落ち着こうとしていたお話しでした。
選んだキャンプ地は、
キトウシ野営場。
↑翌日の写真です。
私は、ココに至るまでの5年。キャンプ情報の収集はひたすらにやっていたと自負していました。
その情報によれば、ここは、
『ファミリー層の利用は少なく、上級者向け。』
『初心者の単独利用は控えた方が良い。』
『断崖の上に位置し、周囲は原生林。』
『天候に恵まれると、絶景が望めるが、霧の日が多い。』
そーゆートコらしい。
私は、初心者どころかガチで
初ソロキャンプ。
しかし、心はイッパシの旅の男。
『ふふ。いきなり上級者に挑んでやるぜ』
って、息巻いて乗り込みます。
キャンプ場の入り口を無事に発見し、
ダート道もカブに華麗なスタンディングライドでクリアし、
冒険家みたい!
などと、テンションアゲアゲで、
森を抜けたその先は…。
しーん…。
っと、静まり返っておりました。
先客は、ざっと奥までカブで一周してみたところ、
単車4台、車3台。
晩飯など、とっくのとうに済ませ、まったりしてる方、
すでにテント内で明かりをつけてくつろいでいる方、
すでに就寝中と思われる方。
『さ、流石、上級者…。』
時間は20時をまわった頃でしたでしょうか。
『あれ?まだ宴会の時間は
これからなんじゃないの?』
こんな時間じゃ、ウチのチビ達だって
寝る時間じゃないよ?
キャンプ場内を一周する間、
市街地にあれほど溶け込んだカブが、浮いてます。
『モリワキ。頼む、静かにしてくれ。』
大好きなマフラーの排気音のせいにします。
↑大好きなモリワキ。夜は静かにしようね。
早くエンジン切らなきゃ。
テント張るとこ決めなきゃ。
『あわわわわ。なんか俺、場違い。』
結局、キャンプ場入り口側まで引き返し、
すごーく周りと距離を取って、設営します。
(さすがに、空気読みますさw)
しかし、気持ちで負けてはならないと思い、
てきぱき、てきぱき、設営します。
多分、テント早張り選手権なんてもんがあれば、
上位入賞間違いない速度だったと思います。
お、あいつ出来るな。
って、せめて思われたい!
なんだか疲れた。星も見えないし、
とっととテントでご飯食べて寝よう。
初めて張った例の激安テントは、もう一言で言って
最高でした!
なんだこの安心感。
布切れ一枚でこんな
安心感を得られるとは!
初めての俺専用テントで、
再び上がるテンションを抑えつつ、
ソロキャンプ飯!
『!?』
なんだこれ。出張で疲れて、繁華街で飯食う気力もない時の、ホテルの部屋で食う飯と、大差ないやん!
でもまあ、スゲー美味しく
感じるから不思議だ。
ビールなんて、プレモルだぜW
…。
初めて、キャンプの様子をブログ化するにあたりまして、
この絵はちょっと悲しい背景がありますので、そこをちょっと書いておきます。
出発から釧路市街地を抜ける道中の記録に、アレ?何か、大事な事が抜けて無い?
当ブログをお読み頂いております諸兄におかれましては、もうお気付きの方もおられるかも知れませんが、
はい。
私朝から何も口にしておりませんでした。
そんなん知るかーい、というツッコミもあるでしょうが、当時のカブの給油時メーターまでコマメに写真を撮りつつ、グルメ、観光的なモノが無い。
何故か?
食べていないものは記録しようがない。
いや、諸先輩方のブログ見て、ウマそーなアウトドア飯や、
道中フラッと寄ったご飯やさんか何かで、
こんなん食べました!うまし!的な写真にすごく憧れてたんですよ。
コレはナニ?(2度も出すな、恥ずかしい。)
そして、私のこの時の装備品は、
テント。
箱の中に、
着替え、タオル、防寒着。
出張セットポーチ(歯ブラシ、髭剃り等)
LEDのミニ電気スタンド、ちっこい椅子。
ケータイ充電用にモバイルバッテリー。
寝袋。ガスバーナとコッヘルセット。
水筒。
テーブル、有りません。
グランドシート、有りません。
マット、有りません。
マジで、テントと寝袋だけで
ソロキャンに来ました。
『旅の夜に、他に必要なものあるのかよ』
って思っていましたが、大ありだ。
その後、快適を求めて、キャンプ道具沼にはまっていくのは、もう少し先のお話。
この後、楽しい夕食を済ませた私は、謎の生物の鳴き声(鳥?鹿?)におびえながらも、明日のキャンプツーリングの続きを楽しみに、泥のように眠ります。
だめだ。長くなるw
今日はこの辺で。
次は、初めて迎えた朝。
『始まりはいつも雨。』
(お察しください。)
を、書こうと思います。
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したっけ。